PSA値4130の衝撃

前立腺がんのPSA値は
驚愕の《4130H》で、異常を通り越してました。
これががんの末期・ステージ4と言う大ちゃんの体験記

すごい、凄い、すご~~い!!!

前立腺のPSA値が2ヶ月で激減、
《4130H》から《12 H》となり更に《7H》に
身体もピンピン・尿もジャージャー!
いったい癌は、何処にいったのか!?

検査の経過(PSA値)

奇跡が起きた!!のかもしれない。

* * * * * 検査結果 * * * * *
平成29年 (血液検査によるPSA値の推移)

検査項目 基準値 2017/5/19 2017/5/31 2017/6/12 2017/7/03 2017/7/24 2017/8/7
PSA値 4.0ng/ml   4130 H   2617 H    633 H    145 H     12 H    7.83H

5月16日よりヒカルタミドを服用する。
7月3日には、肩と大腿骨にも転移してたので、ゴネックス注射を受ける。
結果は、2ヶ月半余りで4130Hが一桁の7Hまでに激減した。

そして遂にキタ、来た、きた~~~!!!

平成29年9月4日
4130 H あったPSA値が基準値内の3.91になった。
これって正常ですよね!
治ったと言うことですよね!

検査項目 2017/9/4 2019/7/19 2019/9/2 2019/11/11
PSA値    3.91   81.31H     1.97       0.27

ちなみに
CRP値の基準値《 0.00ー0.14》は
6月14日 4.45Hから、9月4日には、0.03となっていた。

PSA値4130H(高い)の衝撃

後になって聞いたのですが、私のこのPSA値を聞いてある人は『あ~、末期で転移してるだろうな!?大丈夫かな?どう言えばよいかな?』と悩まれ。

ある人はPSA値4幾つかで放射線治療を受けるが完治せずその後、前立腺がんが肺に転移してPSA値10幾つかとなって
現在は高額な放射線治療をされてるそうでいまだに4130 の数値はあり得ない4、00 の読み違いだろう。『そんな数値なら死んでるで!』と言われてるそうです。

実は分かってなかったのは私たち夫婦で4130と聞いても『あ~、そうなんだ、だから・・・!』と間の抜けた話でした。(笑)

前立腺がんの治療法は以下の5つで

  1. PSA監視療法
  2. 手術療法
  3. 放射線療法
  4. ホルモン療法
  5. 化学療法

です。
私が選択した(当時は医師と相談する余裕はなし。)治療は
①PSA監視療法と④ホルモン療法でした。

ただ、PSA監視療法は転移がない早期がんでPSA値:10ng/ml以下が対象で私のように発見時4130Hで、骨にも転移があり私の年齢、病期、悪性度などから医師が消去法的にホルモン療法を選択しその間のPSA値の推移を診ながら治療しようと判断されたのだと思います。

手術前の診察結果

【F病院・泌尿器科の診断】

MRIで膀胱に前立腺がんが侵食している画像から生体検査は明らかに癌と判明していたので11本の予定を6ヶ所の採取に留めたようですが結果は悪性の前立腺がん・ステージ4で、背骨と肩、大腿骨に転移しているでした。
余命○○日はドクターの説明もなく、こちらからも怖くて聞けず処方薬として、ヒカルタミドを受け取る。

【F病院・整形外科の診断】

MRI画像の所見はこのまま放置すれば何かの圧迫で下半身不随となるリスクがあり事態は切迫して一刻の猶予もない。
背中の切開をして神経を圧迫している骨を摘除する緊急手術が必要と宣告される。

外科医は、神の手でした。

病院の外科医の凄さ大変さ崇高さを知りました。
これまで病院に行くと言えば、見舞いでしたが今回は患者となり外科医の仕事を垣間見て並みの人間・仕事ではない人間を手術し治すと言う高邁な精神から始まって持てる技術・体力・緻密・集中・知識を日進月歩に合わせて普段の勉強・努力を惜しまず患者に合わせた治療するそれもミスの許されない、成功して当たり前の重圧の中で。

私の担当のMドクターは少しクールだけど大楊さとユーモアもありこれなら不測の事態にも対応出来るだろう若手のバリバリと言う感じでした。

いよいよ日程をずらして緊急手術となった時もう少し考える時間があればと思ったので『手術を受けたくない』と申し出るとあっさりと『いいですよ!』それも選択肢ですね!?の返事

また手術の説明を受けたとき質問ありますかと問われても、尋ねる知識もないので妻がとっさに『空港通れますか?』『馬に乗れますか?』と場違いな質問でMドクターをてこずらせました。(笑)

手術が終わって土・日曜も『どうですか? 痛みませんか?』と派手なゴルフウェアで見舞ってくれました。

病状が落ち着いてひと月目の検査の時に握手したのですがメスを持つ手は、厚く・ゴツイ、神の手でした。

手術前の様子(MRI画像)

手術後の様子